カナダ中西部における山火事による大気汚染に関する注意喚起(令和5年5月22日)
【ポイント】
● カナダ中西部において発生している山火事により、コロラド州の大気が汚染されているとして、コロラド州当局は、同州の住民に対し、心肺機能に疾患のある方や高齢者及び年少者は、屋外での長時間又は激しい活動は控えるよう呼びかけています。
● 在留・滞在地域において大規模な山火事が発生し、避難勧告や命令が発出される場合は、当局の指示に従い退避するなど、身の安全の確保に努めてください。
【全文】
1 今月中旬よりカナダ中西部において発生している複数の山火事により、コロラド州の大気が汚染されているとして、コロラド州公衆衛生環境局(Colorado Department of Public Health and Environment)は、同州の住民に対し注意を呼びかけています。
大気中のオゾン微粒子が増加しており、また、地域によっては濃厚な煙が蔓延しているので、心肺機能に疾患のある方や高齢者及び年少者は、屋外での長時間又は激しい活動は控えるよう呼び掛けられております。
なお、本22日時点では、この大気汚染が近日中に終息するとの見込みは立っておりません。在留邦人の皆さまにおかれては、テレビ、ラジオ、インターネットなどの報道や関係当局のウェブサイト等で最新の情報を確認し、健康管理に留意いただくようお願いします。
【参考】
Colorado Department of Public Health and Environment
Utah Department of Environmental Quality/Air Quality
2 当館管轄4州(コロラド州、ユタ州、ニューメキシコ州及びワイオミング州)においては、初夏から初秋に掛けて乾燥した環境に強風が重なると山火事・野火が発生しやすくなります。
万が一、皆さまの在留・滞在地域において大規模な火災が発生し、避難勧告や命令が発出される場合は、当局の指示に従い退避するなど、身の安全の確保に努めるようお願いします。また、大気汚染がある場合は、ぜひ健康管理にご留意ください。