最近の安全対策情報(令和 6 年 6 月 20 日)

令和6年6月26日

今回の内容

  • ●夏季の自然災害 に関する安全対策
  • ●「水」にまつわる事故にご注意ください
  • ●野生動物等と接する際の注意事項

【本文】

●夏季の自然災害 に関する安全対策

これから 当地は 本格的な夏季を迎えます。 この 季節 は、 雷雨や雹 (ひょう が突然襲来したり 、 それに伴う 鉄砲水、 また は 、 竜巻 や 山火事 等の 様々な 自然災害 が発生する リスクがあり ます。

なお、ニューメキシコ州では死亡者の 出る 大規模な 山火事が発生し ており 、 同州政府は 非常 事態宣言 を 発 令し ました。火災発生地付近に居住・滞在されている方は、 引き続き 今後 の情報に注意していただくとともに 、 現地当局 からの避難指示が 発出され た場合には、速やかに避難し、身の安全を図ってください。

 

自然災害の被害に できるだけ 遭わないようにするためには、 日頃からテレビ、インターネット及びSNS 等で 気象情報等 を 確認することによ り 危険を 事前に 察知 し、 少しでも不安がある場合にはその危険を 回避 する ための 行動を 取る ことが重要です。

下記URL から FEMA (米国連邦緊急事態管理庁)アプリをダウンロード して 、地域を設定すると その地域の リアルタイムアラートを 受信できます ので 、 皆様の安全対策のために このアプリの ご利用 を ご検討ください。

◎ご参考(FEMA (米国連邦緊急事態管理庁))
https://www.fema.gov/about/news multimedia/mobile products

 

また、当館作成の「安全の手引き」 には、 全般的な災害に対する 備蓄品に 関 すること や それぞれの災害 の 特徴と注意点を 記載しています 。 下記 URL から 「安全の 手引き 」 を ご 参照 いただき、 事前の安全対策に努め るよう お願いいたします。

◎ご参考(在デンバー日本国総領事館 「安全の手引き」)
https://www.denver.us.emb japan.go.jp/files/100529223.pdf


●「水」にまつわる事故にご注意ください

夏季の レジャーシーズン を迎え、水辺(湖、河川等) やプールにお出かけになる 機会も増える か と思います。

夏季は紫外線を多く浴び、汗をかくことで体内の水分が奪われます。その状態で飲酒をすると体内のアルコール血中濃度が上昇し、普段よりも酔いやすくなります。酔った状態では判断力が鈍るだけでなく、水中では疲れやすくなる等、身体にも影響を及ぼします。飲酒が原因の「水」にまつわる事故が多く発生していますので、飲酒しての遊泳等は控えましょう。

また、小さな子供(乳幼児)の水遊び(ビニールプール等)にも注意が必要です。小さな子供が溺れた場合、一定の年齢層以上とは違い、「バシャバシャ」と音をたてたり、「助けて」と声を出さずに溺れてしまいます。お子様が目の届く範囲にいるからと安心してスマートホンの操作に気を取られてしまったり、居眠りしてしまったりすると、万が一溺れたときに気付くことができません。保護者の方はお子様から目を離さないように十分ご注意ください。


●野生動物と接する際の注意事項

自然豊かな場所にお出かけになる際には、野生動物に遭遇する機会がありますが、興味本位で近づいたり、動物を背景に自撮りをすることには危険が伴いますので、十分ご注意ください。

当館管轄区域(コロラド州、ニューメキシコ州、ユタ州、ワイオミング州)内では、今年に入ってから、ヘラジカ(Elk)に襲われて負傷する事故が少なくとも3 件発生しています。ヘラジカは晩春から初夏にかけて出産シーズンを迎え、生まれたばかりの子どもを守ろうと、周囲に対してとても敏感になると言われています。発生した事故の中には50 メートル以上も離れた場所から突進された事例もあり、一定の距離があったとしても注意が必要です。更に、ヘラジカは特に犬に対して攻撃的になる傾向があると言われていることから、犬を連れている方は必ずリードに繋ぐようにしましょう。

また、野生動物に食べ物を与えると、動物が人に慣れてしまい、それにより後々、人的・物的被害を引き起こす可能性を助長することになるので控えましょう。