ウィリアム・ジョセフ・ヒブル氏の旭日中綬章の受章、及び、ロナルド・エツオ・オオツカ氏の旭日双光章の受章

平成27年4月30日

  4月29日、日本政府は、平成27年春の叙勲受賞者を発表しました。当館管轄区域では、ウィリアム・ジョセフ・ヒブル氏が旭日中綬章を、ロナルド・エツオ・オオツカ氏が旭日双光章を受章され、近々、勲章と勲記が授与されます。


 ウィリアム・ジョセフ・ヒブル氏は、米国オリンピック委員会の重鎮的な存在であり同委員会の名誉会長を務めるなどスポーツによる国際交流の促進に活躍した人物です。同氏は、米国オリンピック委員会の委員長であった当時、日米双方のオリンピック委員会間のパートナーシップ合意に署名して日米間のスポーツ交流を押し進め、また、日米の草の根レベルの人物交流であるジョン万次郎サミットの開催を支援する等、日米相互理解促進に大きく貢献してきました。


 ロナルド・エツオ・オオツカ氏は、アメリカ中西部最大の美術館であるデンバー美術館において、40年以上にわたりアジア美術部長を務めた人です。同氏は、同美術館の日本美術コレクションを全米でもトップレベルの2400点まで増加させ、また、数多くの日本美術に関する展覧会を開催して、日本美術の普及に努め、日米相互理解促進に大きく貢献してきました。


 当館としても、ヒブル氏及びオオツカ氏の長年の貢献に感謝するとともに、祝意を表したいと思います。