アラン・K・シンプソン氏とボブ・フチガミ氏のご逝去を偲んで(2025年3月28日)

令和7年3月31日

在デンバー日本国総領事館は、故アラン・K・シンプソン氏(元ワイオミング州選出の連邦上院議員)及び故ボブ・フチガミ氏(アマチ強制収容所の生存者)のご逝去を偲び、敬意を表します。


アラン・K・シンプソン氏

シンプソン氏は、2025年3月14日に93歳で逝去されました。長い経歴を通じて、シンプソン氏はワイオミング州下院議員、連邦上院議員を務め、2022年には当時のジョー・バイデン大統領から大統領自由勲章を授与されました。シンプソン氏は、日系人として初めて連邦政府の閣僚を務めたノーマン・ミネタ氏(故人)との超党派の交友・協力関係を築いていました。2人は少年時代にミネタ氏がハートマウンテン強制収容所に収容されていた際に出会い、政治家として、2人は日系人の名誉回復のため尽力されました。

2025年3月28日、岡島総領事はワイオミング州議事堂に安置されたシンプソン氏の棺に対面し、追悼を行い、その生涯を讃えました。


ボブ・フチガミ氏

フチガミ氏は94歳で逝去されました。11歳だった1942年から1945年にかけてコロラド州のアマチ強制収容所に収容された日系人の一人で、第二次世界大戦後高校を卒業し、米国海軍に入隊して朝鮮戦争に出征しました。その後、教育者として活躍され、アマチ強制収容所を国定史跡として保存するために積極的に活動されました。

在デンバー総領事館は、フチガミ氏が地域社会及び歴史保全のためのご尽力に心より敬意を表します。