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在デンバー日本国総領事館領事部 平成25年メールマガジン第22号(2013年5月30日送信)
ニューメキシコ州南部を旅行する際の注意
ニューメキシコ州南部を旅行する際の注意
ニューメキシコ州南部にはホワイトサンズ国定公園やカールスバッド洞穴群国立公園があり,また,州境のテキサス州側にはエルパソ市やグアダルーペ・マウンテン国立公園があり,この地域は多数の観光客が訪れる名所となっています。しかし,米国政府は,メキシコから外国人が不法入国することを防止するために,ニューメキシコ州南部(メキシコ国境及びテキサス州境の近辺)の主要道路に監視所(Check Point)を設置して,南部地域一帯のパトロールを実施しています。
監視所やパトロールではCBP (Customs and Border Protection)のオフィサーがニューメキシコ州に入っている外国人を逐次検査し,米国に合法的に入国・滞在しているか否かの確認を行っており,既に米国内に合法的に滞在している外国人に対しても,パスポート及び米国滞在資格を示す文書(グリーンカード等)の提示を求めています。このため,この事情を知らずにニューメキシコ州南部を旅行する米国在住の外国人が,旅券やグリーンカードを手元に所持していないために米国に合法的に滞在していることをその場で証明することができず,問題となる事例が発生しています。
在留邦人も近年,ニューメキシコ州南部を車で旅行中米国当局よりパスポートの提示を求められ,パスポートを携帯していなかったため,運転免許証を取り上げられ一時的に拘束されることがありました。同州南部に旅行・滞在される場合は,パスポート及び米国滞在資格を示す文書を携帯し,必要に応じて米国当局に提示できるようどうぞご注意ください。