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在デンバー日本国総領事館領事部 平成25年メールマガジン第5号(2013年2月6日送信)

冬季における車両の運転について

冬季における車両の運転について


 当館の管轄区域は,雄大なロッキー山脈が縦断しているワイオミング州,コロラド州,ユタ州,ニューメキシコ州と広大な地域にまたがっていますが,冬期は降雪も多く,早いときは秋に初雪が見られ,遅いときは春にも降ることがあり,年間で最も降雪量が多いのは春も間近な三月と言われています。各州には世界有数のスキー・リゾート地も多く,ウィンター・スポーツをお楽しみになるみなさま方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

  しかしながら,必要がなければ,雪の中を自家用車で運転することは避けるに越したことはありませんが,降雪時や圧雪時に運転される際には,速度を十分に落とす,車間距離を十分にとる,急ハンドルや急ブレーキはさける,ポンピングブレーキ(*)をするなど,雪道運転に心掛けましょう。

*ポンピングブレーキとは?
フットブレーキを一気に踏み込むのではなく徐々に踏み込み,滑り始めたら少し緩めて再び踏み込む動作を繰り返す技術で,タイヤのロックを防ぐことで,急ブレーキ時の制動距離を最小限にすることができます。
しかし,近年この操作を自動に行うアンチロック・ブレーキ・システムが普及し,更に改良された電気制御ブレーキ・システムも出回り始め,ポンピングブレーキ操作は必要なくなったとも言われています。
いずれにしましても,雪道の運転は速度を落とし,停止するときはゆっくりブレーキを掛けることに変わりはありません。自身の車の性能を熟知しながらも,なおかつテクノロジーや自分の運転技術を過信しないことが大切でしょう。

 また,冬期間における運転に備えて,以下のものを車の中に用意しておくことが薦められていますので,ご参照ください。

1 スペア・タイヤ(必須)
2 ジャッキ工具一式(必須)
3 懐中電灯及び予備の電池
4 照明灯または三角表示板
5 ブースター・ケーブル
6 携帯電話及び予備の電池
7 救急箱
8 ボロ布またはペーパー・タオル
9 小銭(クウォーター,ダイム,ニッケル)一巻
10 1ガロン(4リットル弱)の飲料水
11 腐敗しない食品
12 毛布及び予備の衣類
13 冬用フロントガラス・ワッシャー液
14 固まらない猫砂
15 氷掻き,雪ブラシ,雪スコップ
16 タイヤ・チェーン
17 予備のヒューズ