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外務省復興発信使派遣事業: 小野寺好男 宮城県総務部危機管理官のデンバー訪問(2012年2月14日)

 

 2012年2月13日(月曜日)から15日(水曜日)の間,宮城県総務部小野寺好男危機管理監他が,外務省の実施する「復興発信使」派遣事業の一環として,デンバーを訪問しました。

 

 2月14日(火曜日)午前,小野寺復興発信使は,デンバー市内の小学校「ガーデン・プレース・アカデミー」を訪問し,約50名の児童と交流しました。この小学校は,東日本大震災後,児童のイニシアティブにより,義援金集めを行い,被災地支援を行っています。

 小学校を訪問した小野寺復興発信使に対し,同校の児童たちは,「被災地支援のためにクッキーやパンを焼いて売り,415ドルを集めて赤十字に寄付しました」と義援金集めの活動を説明しました。これら児童に対し,小野寺復興発信使は,宮城県を代表しお礼を伝えるとともに,「皆さんからの支援は,宮城県の子供たちのはげみになっています。皆さんのおかげで,宮城県の子供たちは,明るく未来に向かって進んでいます。」と述べました。

 

 同日昼に,在デンバー総領事館とコロラド日米協会の共催にて,約70名の聴衆が参加する,小野寺復興発信使による講演会を開催しました。

 大野総領事,クラーク日米協会上級副会長からの歓迎の挨拶の後に講演を行った小野寺復興発信使は,東日本大震災の際の宮城県の状況や危機管理対応について,また,宮城県の復興の様子や,これからの計画などについて説明しつつ,コロラド州の赤十字マイルハイ支部やコロラド日米協会からの義援金による支援,さらに,「トモダチ」作戦で沿岸部の住民に支援物資が届けられたことや仙台空港などのインフラの回復など,米軍に大変お世話になったことに触れ,「米国とコロラドの方たちに心から感謝します」と述べました。

 また,同席している宮城県経済・国際交流課半澤主事は,宮城県が復興特区に指定されたことを紹介し,再生可能エネルギー等,宮城県として重視している産業の企業誘致のためのインセンティブなどについて説明し,「是非宮城県へおいでください」と述べました。

 

 同日午後に,小野寺復興発信使は,ジョー・ガルシア・コロラド州副知事を表敬しました。小野寺復興発信使から,コロラド州の方たちからいただいた支援への謝意を伝えるとともに,被災者の生活支援のために地元産業の再生へ向かって努力していること,また,医療および代替エネルギーなど,新しい産業の誘致も目指していることを説明しました。また,小野寺復興発信使からは,観光客が激減していることが地元の活力を奪っているとし,「東北六県が力を合わせて観光客を呼び戻そうとしているので,是非東北に来ていただきたい」と述べました。ガルシア副知事からは,個人的に是非東北を訪問したい,との発言があり,また,復興のためにできるだけの協力をしたいと述べました。これに対し,小野寺復興発信使から,謝意を述べつつ,ガーデン・プレイス・アカデミー小学校訪問に触れ,「コロラドの子供たちから被災地への子供たちへのメッセージ,若者から若者へのメッセージが被災地にとっての励みになっている。復興へ向けてまだまだ長い道のりとなるが,被災者が元気でいることが,復興に携わる我々の励みにもなっている。息の長い支援をお願いしたい。」との発言がありました。

 

 その後,小野寺復興発信使は,当地の在留邦人や日系人リーダーたちと懇談しました。小野寺復興発信使から,当地日系人会等からいただいた支援に謝意を伝えながら,復興へ向けて努力している様子を紹介しました。出席した日系人会等の関係者からは,あらためて東日本震災被害へのお見舞いの言葉が伝えられるとともに,「甚大な被害に遭ったにもかかわらず落ち着いて行動した東北の人たちを見て,日本人として誇りに思った」といった発言がありました。

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