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「国際エネルギー・セミナー『被災地復興に向けたスマートコミュニティ提案』」(3月2日(金))に参加されたポール・ネルソン氏の感想

 3月2日,外務省・経済産業省・環境省主催の国際エネルギー・セミナー『被災地復興に向けたスマートコミュニティ提案』」が実施されました。本セミナーにコロラド州から参加された米国再生可能エネルギー研究所上級顧問のポール・ネルソン氏から,当館に以下の感想をお寄せ頂きました。

 「日本は,先進的で,ユニークであり,友好的で美しく,勤勉な国であった。それは,私が,今年の2月末から3月始めにかけて,はじめて日本を訪問した際に,日本の様々な機関や企業を通じて得た私の印象である。私の日本訪問は,CRSP(Center for Revolutionary Solar Photocovnersion。米国再生可能エネルギー研究所,大学及び先進的な企業間で構成されるセンター)及びCREC(Colorado Renewable Energy Collaboratory)を代表し,テクノロジーやエネルギー関連企業,研究機関との関係強化をはかるためであった。また,コロラドの団体や市民と日本のカウンターパートとの間で,貿易や文化交流,科学技術交流を拡大することを目的とする,ヒッケンルーパー・コロラド州知事と同州国際貿易局のイニシアティブによるコロラド大使プログラムの一環としての訪問でもあった。

 私は,日本の外務省等が開催した福島県での国際エネルギー・セミナーへも招待された(このセミナーへの参加は,在デンバー日本国総領事館,ロスガーバー弁護士事務所のディック・クラーク氏,州政府国際貿易局ビネー氏の努力によって実現したものである)。セミナーでは,コロラドのクリーンエネルギー経済とそれに関連したプロジェクトをモデルとして提示するとともに,スマート・エネルギー技術を活用した東北地方のコミュニティ復興に向けた日本人の決意と計画を学ぶすばらしい機会となった。私は,他に,JETROで開催された「Colorado Renewable Energy Forum in Tokyo(再生可能エネルギー協議会及びコロラド州日本事務所との共催)」にてプレゼンテーションを行ったが,このフォーラムへは,多くの企業,大学関係者が出席した。他には,東京大学で開催された革新的太陽光パネルに関する国際シンポジウムにも出席した。このシンポジウムは,日本や世界各地の太陽光素材・装置分野の最先端の科学者から学び,議論を行うための貴重な機会であった。


 私は,全体的に,当初考えていた訪問目的以上のものを達成し,2012年の後半に再び日本に戻るための計画をすでに立て始めている。今回の訪問を通じて得た日本の機関や企業との関係の上に,さらなる協力を築くことを楽しみにしている。」

CRSP上級顧問
ポール A ネルソン

 

関連リンク:
外務省ウェブサイト・国際エネルギー・セミナー「被災地復興に向けたスマートコミュニティ提案」結果概要
外務省ウェブサイト・国際エネルギー・セミナー「被災地復興へ向けたスマートコミュニティ提案」玄葉外務大臣冒頭挨拶 (ビデオ・メッセージ)




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