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「平成23年度日系人リーダー招聘プログラム」(3月2日(金)~10日(土))に参加されたマイケル・ボサック氏によるプログラム参加の感想

3月2日から10日にかけて,外務省による「平成23年度日系人リーダー招聘プログラム」が実施され,全米から選抜された10人の日系人代表が参加しました。本プログラムにコロラド州から参加されたスパルタ社国際プログラム部長のマイケル・ボサック氏から,帰国後,プログラム参加の印象について当館に以下のような感想をお寄せ頂きました。

「今回,日系人リーダー招聘プログラムの代表の一人に選ばれたことを大変名誉なことと感じています。今回のプログラムでは,野田総理大臣,玄葉外務大臣をはじめ,国会議員の皆さんや経団連,経済同友会及びフォーラム21等の経済団体の方達とお会いすることができました。
また,昨年の東日本大震災で被災した東北地方を,震災復興に取り組んでいるNPO代表の方々とともに視察しました。その時に印象深かったことは,あれだけの悲劇に遭いながら,東北地方の若い人達が元気さ,力強さを失っていなかったことであり,私は非常な感銘を受けました。このような姿勢で再建に取組み,前進して行くならば,日本の将来には全く心配はないと信じております。一方で,震災による破壊の規模の大きさを目の当たりにして私は衝撃を受け,多くの方が命を失い,家族を失ったことに深い悲しみを覚えました。私は,今後もあらゆる手段を用いて米国の人々に対し,被災地域の再建,再活性化のため日本への支援を続けるよう呼びかけていくことを決意して帰国しました。また,私は米日カウンシルによるトモダチ・イニシアチブへの協力を計画しています。これは,日本の復興支援のための官民パートナーシップであり,日米の次世代の人々の文化的,経済的結びつきを強め,両国間の長期的な友情を深めていくものです。
今回の訪日は,私にとって,日本の現在の外交政策,社会及び文化への理解を深める上で極めて有意義なものでした。私は今回の訪日によって得た新たな知識・経験を踏まえ,在デンバー日本総領事館や日米協会及び日系米国人コミュニティとの協力を更に緊密にし,日米関係の一層の強化に取り組んで参りたいと考えています」。 

関連リンク:
外務省ウェブサイト・在米日系人リーダー招聘プログラム一行の玄葉外務大臣表敬
外務省ウェブサイト・在米日系人リーダー招聘一行の野田総理大臣表敬

マイケル・ボサック氏


マイケル・ボサック・スパルタ社国際プログラム部長は,米国ミサイル防衛庁の委託により,日米弾道ミサイル防衛協力(BMD)の上級アドバイザーとして,ミサイル防衛システムの相互運用,統合・運用計画に関し,日米の政府,軍,産業界に協力しています。ボサック氏は,米陸軍に勤務し大佐で退役,現在は,日系米国人退役軍人会のメンバーで南コロラド日米協会の理事も務めています。現役時には,日本の防衛省防衛研究所,陸上自衛隊指揮幕僚課程にも参加しました。ボサック氏は陸軍士官学校で学んだ他,スタンフォード大学(東アジア研究),南カリフォルニア大学(システム・マネジメント)でそれぞれ修士課程を修了しています。先祖は神奈川県の出身。

 




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