コロラド州デンバーにおける日本語補習授業校の卒業・入学式の開催(2012年4月1日(日),4月6日(土))
3月9日~20日に実施された「2012年新日系人招聘プログラム」に参加したラファイエット市セントーラ高校3年生のマッケンナ・ケイ・アサカワさんから,このほど,本プログラム参加の感想を当館にお寄せ頂きましたので,紹介します(全文はこちら(英文))。
このプログラムは,日系米国人高校生の日本語学習や文化継承活動を支援する目的で外務省が実施しているもので,本年は,全米から選抜された5名の日系米国人高校生が参加しました。
以下は,アサカワさんの感想からの抜粋です。
...今回の日本訪問は,以前から日本に対して持っていた知識とも結びついて,私にとって日本の社会,人々,文化,そして現在についての,より豊かな理解を獲得する機会となりました。...
...横須賀高校の生徒やホスト・ファミリーとの出会いを通じ,私は,全ての人類は究極的には同じなのだ,との考えを改めて強くしました。...私が出席した高校で,最初にクラスの女の子達から質問されたことは,米国の政治,経済,歴史,言語についてではなく,「あなたはどんな男の子が好きなの?」というものでした。10代の女の子は,コロラドに住んでいようと横須賀に住んでいようと,やはり10代の女の子なのだということです。...
...全ての人類は本質的には同じなのだ,ということを更に深く理解できたことで,私は,文化的背景や出身コミュニティを異にする人々と協力し,海外で人道支援活動に従事したいとの,私のこれまでの希望を更に強く抱くようになりました。...
...今回,私にこのような素晴らしい機会を与えて下さった日本の外務省,国際フレンドシップ協会,日本の友人達,そして素晴らしいツアーガイドとコーディネーターに対し,深甚なる感謝を申し上げたいと思います。...
アサカワさんは,高校ではスピーチ・ディベート・チームに参加している他,ボランティア活動にも熱心に取り組んでいます。また,日本文化の継承にも熱心で,幼少時からデンバー仏教会に所属し,日本の踊りや着物の着付けを習ってきました。また,デンバー仏教会では青年組織のリーダーを務め,当地日系コミュニティ最大の行事の一つであるデンバー桜祭りには毎年ボランティアとして参加するなど,コミュニティ活動にも積極的に参加しています。