トップページ > 広報文化 > 総領事館トピックス >平成26年度新日系人招聘参加者ブレイク・キタヤマ氏のコメント

平成26年度新日系人招聘参加者ブレイク・キタヤマ氏のコメント

まず最初に,大変有意義であり,自分の今後の人生に大きな意味を持つ本招聘をアレンジして下さった関係者全ての皆様に心から感謝の意を述べたいと思います。当初,私は今回の訪日が,ここまで自分に大きな影響を与えるとは思っていませんでした。

この招聘に参加する前は,日本文化は自分にとっては異国の文化であったのですが,本招聘により,日本文化をより身近に感じることが出来るようになりました。私にとって今回の訪日は単なる旅行ではなく,自分にとって日本文化がいかに身近なものであるかを気づかせてくれる貴重な経験となりました。日本での滞在中,私は伝統と技術が見事に共存している日本社会に感銘を受け続けました。

一見すると日米の文化の違いは大きく感じられますが,ホームステイと日本の高校への訪問を通して,両者の文化に類似した部分があることに気づきました。日本の高校を訪れた時に,日本の高校生が友達と冗談を言い合う様子を見ましたが,その様子はアメリカの高校と似ています。また,ホームステイや東京視察の時に見た親子間のコミュニケーションを見ても似ている部分を感じることがありました。

他方,このような類似性に気づく一方で,日本社会には米国社会にないものがあることにも気づきました。例えば,日本の綺麗な町並みや,電車の中の人々の礼儀正しさに象徴される礼儀とルールを厳守する姿勢といったことです。

今回の招聘を通して,日本社会は他者への尊敬に満ちあふれた社会であり,そのことが日本人の他者への接し方に影響していると考えるようになりました。

前に述べたとおり,今回の招聘に参加する前は,日本文化は自分にとっては異国の文化でしたが,この招聘に参加している過程で,私の中で何かが共鳴し,今では,日本文化は,私の内面において大きな比重を占めるようになっています。また,今回の訪日で日本文化や社会について知識を得たことで,より一層,日本文化を学び日米交流に貢献したいとの気持ちが強くなりました。

 

関連記事: [トピックス]今年度の「新日系人招聘プログラム」にコロラド州からブレーク・キタヤマさんが参加(2014/6/27付記事)




トップページへ戻る