最近の安全対策情報(令和7年1月29日)
【ポイント】
- ●日本の公的機関の職員を装った電話詐欺が発生していますので、被害に遭わないようご注意ください。
- ●外出時に犯罪に巻き込まれないために当地治安当局からのアドバイスをご確認願います。
- ●各地で呼吸器系ウイルス感染症が流行していますので、感染予防に努めましょう。
【本文】
- ●日本の公的機関の職員を装った電話詐欺が多数発生していますのでご注意ください。
- ◎当館ホームページ「日本の公的機関の職員を装った電話詐欺」
https://www.denver.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/jp_alert_20250122.html
(参考) - ◎外務省海外安全ホームページ「特殊詐欺についての注意喚起(被害に遭わないために)」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C049.html
当館管轄区域(コロラド州、ニューメキシコ州、ユタ州及びワイオミング州)を含む全米各地で、日本の公的機関(税関職員、警察、総領事館員等)職員を装った電話詐欺が発生しています。
当館に相談があった事例では、電話に着信があり応答すると、日本語で東京税関職員を名乗る者から「あなたの送付した郵送物から違法薬物が検出された。パスポートの失効手続きをし、警察に取り次ぐ」などと言われ、続いて警察や検察を名乗る者が「逮捕する」と不安をあおり、無実を証明するための捜査過程で銀行口座の残高をカラにする必要があるため、仮想通貨取引アプリ等を使用して指定口座に残高を振り込むよう要求されています。
公的機関が電話で金銭や個人情報を求めることはありません。また、警察等が電話で事情聴取することもありません。そのような場合は詐欺であると判断し、一度電話を切り、周囲の方や警察、当館等にご相談ください。
詳細な手口を当館ホームページに掲載していますので、ぜひご参照いただき、被害を未然に防ぐために周囲の方へも共有をお願いします。
- ●当地治安当局からの外出時における防犯アドバイス
- ・常に周囲を警戒する。
- ・暗いところを歩かない(これが一番大切)。
- ・人通りのある道を選んで歩く(上記のデンバー市ダウンタウンの事件では、被害者は4人とも単独行動していて、周囲に目撃者もいなかった。)。
- ・(強盗等への警戒として、)手に携帯電話やパソコン、高価なものを持たない。
- ◎当館ホームページ「安全の手引き」
https://www.denver.us.emb-japan.go.jp/files/100529223.pdf
本年1月11日及び12日にコロラド州デンバー市のダウンタウン(16th Street Mall)において、同一犯による刃物を使用した連続殺傷事件が発生し、2人が亡くなりました。
本事件の発生を受け、当館から当地治安当局に犯罪に巻き込まれないために注意すべきポイントを確認したところ、外出時の防犯対策として次のようなアドバイスがありましたので、この機会に改めてご確認いただき、皆様の日頃の防犯にお役立てください。
また、当館作成の「安全の手引き」には、外出時以外の防犯対策を含めた具体的な注意事項を記載していますのでこちらもぜひご参照ください。
- ●呼吸器系ウイルス感染症(風邪、インフルエンザ、COVID-19、RSV等)の予防に努めましょう
- ・マスクを着用する
特にウイルスが急速に広がる可能性のある混雑した場所等ではマスクを着用しましょう。 - ・こまめに手を洗う
手指に汚れが見られない場合でもウイルスが付着しています。石鹸等を利用し、こまめに手を洗いましょう。 - ・各所を消毒する
手指などの接触頻度の高い場所(ドアノブ、蛇口、照明スイッチ、リモコン等)を消毒しましょう。 - ・ウイルス感染症の症状のある人との接触を避ける
すでに症状のある人とはできるだけ生活する部屋を分け、バスルームなどの共用部分はこまめに消毒し、別々の食器を使うなどして極力接触を避けるようにしましょう。 - ・目、鼻、口に触れない
多くのウイルスは、ウイルスが付着した場所に手指が触れ、その手指が目、鼻、口に触れることで体内に侵入します。 - ◎米国国立医学図書館(NLM)ホームページ
https://magazine.medlineplus.gov/article/winter-viruses#:~:text=Prevention%20best%20practices&text=But%20even%20if%20you're,Wash%20your%20hands%20frequently
本格的な冬季を迎え、冷たく乾燥した空気がウイルスの広がる最適な条件となることから呼吸器系ウイルス感染症(風邪、インフルエンザ、COVID-19、RSV等)が各地で流行しています。
下記のような予防方法が米国国立医学図書館ホームページで紹介されています。詳細はホームページをご参照いただき、感染症の予防に努めましょう。