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在デンバー日本国総領事館領事部 平成26年メールマガジン第2号 (2014年1月9日送信)

車両の暖機運転に際しての注意
ウィンタースポーツに際しての注意

車両の暖機運転に際しての注意

寒い日の朝など,出勤・通学・買い物等へ車で出掛ける前に,車のエンジンを暖めてから運転される人も多いのではないかと思いますが,デンバー市内で暖機運転中に車両が乗り逃げされる自動車盗が増加しています。ロックしないでキーを差したまま車を離れることは,厳に謹んでいただくようお願い申しあげます。
ちなみに,改正デンバー郡市条例では,エンジンを掛けたまま車両を離れることは違法です(D.R.M.C. Section 54-441: Unattended Vehicles)ので,念のため申し添えます。

ウィンタースポーツに際しての注意

1.当館管轄の四州(コロラド,ユタ,ニューメキシコ,ワイオミング)は雄大なロッキー山脈を擁し,冬季にはウィンタースポーツで賑わう世界有数のリゾート地が多数存在します。スキーやスノーボードをお楽しみになられる方も多くいようかと存じますが,ウィンタースポーツは事故につながる危険性もあります。以下の点にご注意いただき無理をせずにお楽しみください。

ア. いつでも止まったり人や物体を避けたりできるよう,スキーやスノーボードを常にコントロールすること。

イ. 前を滑っている人に優先権があり,その人を避けるのはあなたの責任である。

ウ. スロープを邪魔したり,上方から見えない所に止まったりしない。

エ. 滑り出す前や合流する場合は,上方を見て滑り降りてくる人がいないか確認する。

オ.スキーやスノーボード等が斜面から流れ落ちることを防ぐための器具を使用する。

カ.案内板や注意表示に従い,禁止区域には入らない。

キ. リフトに乗るには,リフト使用の知識と技能が必要である。

 

2.上級者や熟練者はバックカントリーでの滑走もお楽しみになると存じますが,その際はさらに注意が必要です。

ア. 『ゲレンデはない』ということに常に注意する。

疲れたからといって,レストハウスに戻ることはできません。
大汗をかいたからといって,車に戻って着替えたり休憩室で乾かしたりできません。
怪我をしても,パトロールや救急車が飛んできたりしません。
ゲレンデだったらなんでもなかったはずのことが,死につながることにもなります。

イ. 一人で滑ることなく,雪崩に対する知識や技能を備えた人たちとグループで滑る。

ウ. 発信器,探針棒,小型スコップなどの道具をリュックなどで携帯する。

エ. 天気予報,雪崩情報を随時確認する。

オ. 緊急連絡番号を控えておく。

カ. 自分がどこへ行くか,いつ帰る予定であるか,身内や知人に知らせておく。

キ. 代替ルートを確認しておく。

ク. 非常時に自分自身を救済できるか。その計画は立ててあるか。

毎年雪崩の被害者が出ており,昨シーズン(2012年~2013年冬季)は,雪崩に遭遇した35名の内,24名が死亡し,8名が重傷を負っています。バックカントリーは命にも係る危険性を孕んでいることを忘れてはなりません。