トップページ > 領事情報 > メールマガジン > 平成26年第9号 春季は竜巻(Tornado)にご注意を!
竜巻は,日本国内では主に秋季に発生していますが,米国内では毎年3月から6月にかけて特に南西部及び中西部において大小多数発生しており,その規模・破壊力が比較にならないほど強大なものが発生しています。昨年5月にオクラホマ州で二度発生した竜巻はEF5 (風速200mph以上,Enhanced Fujita Scaleで最高レベル) と分類され,死者30名以上,建物損壊1万2千戸以上の甚大な被害をもたらしました。
竜巻が発生しやすい地方を旅行・滞在される方は,最新の竜巻情報の入手に努め,警報が発出されている場合には,同対象地方に行かない,または,そこから退避するよう十分にご注意ください。
1 竜巻の兆し
(1) 空が急に暗くなる。
(2) 大きな黒い雲が低く覆い始める。
(3) 大粒の雨が降り出す。
(4) 雷鳴がとどろく。
2 竜巻が遠くに見えたら
(1) 逃げる準備を直ちに始める。
(2) 竜巻は一つとはかぎらないので,周囲を観察する。
(3) 周囲の人々に警告し,同地域のラジオ・テレビ局に通報する。
3 竜巻に遭遇したら
(1) コンクリートなどでできた頑丈な建物の中に避難する。(二階以上は飛ばされる虞があるので,一階へ。地下があれば地下へ。)
(2) 頑丈な建物がなければ,水路やくぼみなどに身を伏せ,両腕で頭を守る。
(3) 屋内では,窓から離れ,エレベーターは利用しない。
(4) 自動車,車庫,物置,プレハブなどはかえって危険である。
(5) 大スバン構造の建物(体育館,映画館,ショッピングモールなど)も危険である。
(6) 木立の多い場所は避ける。
外務省渡航(スポット)情報:竜巻の発生に伴う注意喚起(米国)
Centers for Disease Control and Prevention: Tornados