トップページ > 領事情報 > メールマガジン > 平成26年第26号 健康・傷害保険に入っていますか
米国において急病や負傷により治療を受けると高額な医療費がかかることは改めて申すまでもないことと存じますが,特に観光や留学で渡米されている人たちの中に,保険に入らずに事故や自然災害に遭ってから莫大な医療費の請求に驚愕されている方々が少なからずいらっしゃいます。
たとえば,ICU(集中治療室)で治療を受けますと,一日最低でも5,000ドル以上かかります。米国の高額な医療費を避けるため日本で治療を受けるとしても,帰国に特別な措置(エアー・アンビュランスなど)が必要となれば,それこそ莫大な費用がかかります。
健康で怪我もせず毎日を送ることに越したことはありませんが,万が一に備えて,未だ保険に加入されていられないのでしたら,直ちに保険に加入されることをお勧めいたします(注)。また,既に保険に加入されていらっしゃる方も保険の適用内容などを今一度ご確認することをお勧めします。
なお,日本の国民健康保険に加入されていらっしゃる方は,一旦治療費を滞在地で清算し日本で海外医療費の還付を受ける(全額ではありません)海外療養費制度がご利用になれる場合があります。詳細はどうぞご自身の市区町村役場までお問い合わせください。
(注)米国では2014年1月1日からPatient Protection and Affordable Care Actが発効し,原則すべての市民及び永住者・長期滞在者は医療保険加入(購入)が義務付けられ,未加入者には罰金が科せられております。短期滞在者や留学生などの未納税者はこの限りではありません。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=denver.us